食欲との距離感
55歳になり、食欲というものと距離をおくことができるようになりました。
若いころはストレスが大きかったせいか、食欲を優先する以外の選択肢はなかったのですが、
歳をとり、食欲というものは所詮いっときの感情なんだなと思うようになりました。
だって、なんでも食べればお腹は満ち足りますから。
日本人は美食と申しますが、日本での食事で、これは不味い!もう食べられない!なんてものは、そうそうありません!
で、あれば、食べれば満ち足りるんです。
食べれば感謝できるはずなんです。
美食は嬉しいものですが、尊いものではありません。
世界で飢えている人がいる以上、過度な美食は害だと思ってしまいます。
私は間違っているのでしょうか?
空腹の美学
食欲というものは欲の部分が大きい。
欲ですから食べ過ぎてしまう。
分かってはいるんです。
ですが、若いころは食欲を止められない。
私も若いころは食欲を止められませんでした。
ですが、歳をとりまして、食欲の欲のままに食べているのは危険ではないかと感じるようになりました。
自分の身体をいたわるといった感覚です。
食欲のままに食べれば、胃と腸に負担がかかります。
休むことができないのですから。
人生の終盤に備え、そろそろ身体をいたわるべく、胃と腸に空腹という休養を与えてあげたいと思うようになりました。
私は過食のことを考えるたびに、空腹は尊いと思ってしまいます。
空腹の実践
私はダイエットというよりも身体をいたわろうとした結果、2ヶ月で体重が3kgほど落ちました。
まあ、凄い数値ではありません。
ですが、苦痛も苦労もありませんでした。
実践したことは6つ。
・ホットミルクを飲む
・魚を食べる
・油と砂糖は避ける
・ピーナッツを少量食べる
・空腹を良しとする
・一口は小さくする
です。
実践して感じたのは、心が落ち着きやすくなった感じですかね。
食欲を抑えるではなく、なだめることにより、物事への執着も薄らぎやすくなったと感じています。
脂肪は否定したくないですが。
私は高速道路をバイクで走行中、乗用車に時速80kmで追突され2ヶ月間会社を休みました。
驚いたことに骨折はありませんでした。
追突された時の飛ばされ方もあったかと思いますが、脂肪が衝撃を抑えてくれたとも感じています。
ですから、私は脂肪を過度に否定はしたくありません。
ですが、
会社復帰の際、産業医の先生様に、太り過ぎだとしつこく指摘を受けました。
産業医先生様は、楽しそうに指摘し、事故の経緯も、怪我の状況もスルーでした。
あー、医師ってろくなもんじゃないと学習できて良かったです。
皆様も気をつけてください。
